2021年4月19日月曜日

石居のお早う日記 2021年  -109-

 4月19日 月曜日 晴れ

 今日は午後は欅ネットのパソコン教室だった。


今朝の最低気温はやや低くて0℃



朝から晩まで終日晴れ




本州には雨域はない



午後1時ころの小谷場方向




中庭のチューリップ



これは、以前、アムステルダムで買った陶器の人形
この時の旅は自費だったので運賃が安いアエロフロートにした。帰路、モスクワ空港で東京行きに乗り換えた。乗り換えの際、飛行機から待合室に行く途中はライフルを持った兵士が立って警戒してる間を歩かせられ、警備が厳しかった。2-3時間待たされて、やっと出発となったが、待合室を出るときにカバンの中をX線でチェックされた。
 するとおっかない顔していた検査員のおばさんが、突然、検査装置のブラウン管を指さして、つたない英語で「マドンナか? どこで買ったのか?」と僕に尋ねた。ブラウン管にはこの人形の影が映っていて、どう見ても聖母マリアに見える」面倒なのでそうだと答えたら、検査員の小母おばさんはそこらじゅのおっかない顔していた検査員に声をかけ、皆で「おーーマドンナ!」と言いながら敬虔な顔をした上に僕に良い物を買ったななどと親しげに言うのである。さらにその次にあった磁気金属探知機に行ったら鉄の大きなバックルをしてたので、警報音が鳴りだした。するとなんと検査員のおっさんまでが笑顔で僕にいいからいいからと肩を押して通してくれた。
この経験で僕はあのおっかない顔をしたロシア人たちは、こちこちの共産主義者ではなく、マリア様を拝む敬虔なキリスト教なんだと知った。彼らも、今まで日本人は資本主義の手先のお金の亡者だと思ってたのが、自分らと同じマリア様を拝むキリスト教徒なんだと思ったに違いない。
本当はマリア様ではなく水くみ娘だったのは申し訳ないが、でもこの誤解で、ロシア人に対する僕の見方はすっかり変わった。彼らも僕らも為政者たちから誤った情報を与えられて、互いを憎むようになったに違いない。
聖母マリアと誤解された水くみ娘の像






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