2019年7月18日木曜日

石居のお早う日記 2019年  -174-


7月17日 水曜日 曇りのち晴れがち

 早朝は少し降っていたようだが、昼過ぎてから晴れ間が見え始めた。昼少し前から散歩、団地の端近くで引き返し4000歩以上歩いた。夕方、コンビニと八百屋に買い物に行ったので、総計では6000歩を超えた。
 テレビで紹介していたのですが、日米の研究者によると、脳(海馬)の退縮を防ぐには
速足で歩くのがいいそうで、1日に総計で20分間、速足であるけば海馬の体積が増えるんだそうです。そして認知症にならないとか。

 
 今日は柊鰯の歴史というか、いつごろからこの習慣がどのようにして始まったのかについて報告したい。
 

柊鰯の歴史

 ネット上で検索した限りでは、柊鰯についての最っも古い記述は平安時代に作られた土佐日記にあるようだ。手にした限りの文献でも同じだった。ところがそのどれにも土佐日記とあるだけで、そのどの部分にどのように記されているかには述べていなかった。
 こうなってくると、土佐日記の全文をあたってみるしかないかと覚悟しかかったときに、よいことに気が付いた。当時私は早稲田大学教育学部理学科というところに勤務していた。こういった総合学部のいいところは、いろいろな専門家が集っていることである。
 そこで、親しい国語国文学科の先生に土佐日記についてうかがってみると、同学科の教授で当時、学部長も務めておいでだった津本先生が日記文学の専門家だという。さっそく先生ににうかがってみた。先生はさすが専門家で、あっというまに、それは土佐日記の承平五年(935年)正月の部分に出ていて、土佐に向かう船上で都をしのぶ記述の中にあるということと、「新注校訂 土左日記」(鈴木知太郎・山田瑩徹共編、武蔵野書院)を参考にするとよいとお教えくださった。

 これが土佐日記のある写本(土左日記となっている)の承平五年元旦の記事がある部分の写真である。



 右ページの最終行半ばから
「こへのかどのしりくべなはのなよしのかしらひひらぎらいかにぞとぞいひあへなる」
と書いてある。これは漢字を加えて書き直すと
「小家の門の端出之縄の鯔の頭、柊らいかにぞ。とぞいひあへなる」
となるようである。

 「しりくべなは」とは注連縄のことであり、「なよし」とは魚の鯔(ボラ)の子のことである。都の家々の門口を飾る注連縄に刺してある鯔の頭や柊はどんな様子だろうと話しあったと述べている。

 ここで魚が鯔となっていて、何故鰯ではないのだろうかと疑問に思った。江戸時代の文献の古今要覧稿、倭訓栞、古事類苑には柊と鰯となっている。しかし、「古今要覧稿 時令」に「藤の為家卿の歌にひひらぎいはしをよみ合わせ給へるものによれば・・・・・」との記述があるので、藤原為家の活躍していた13世紀(鎌倉時代)にはすでに鰯が用いられていたことになる。古くは鯔を使っていたのが、いつの間にか鰯に代わったのかと思っていたら、実は古事類苑を読むと、改正月令博物筌という書物では「なよし」は鰯の古語であるとも、鯔の子のことであるとも考えられ、はっきりしないと記されているとのこと。私もなよしを鰯の古語と書いてある辞典を見たことがある。こうなってくると、貫之の書いた「なよし」は鰯のことであった可能性がある。

 この最初の柊鰯(鯔?)は注連縄の一部だったと思われる。江戸時代以降の絵画に出てくる柊鰯は一例(後記)を除いて柊の小枝と串に刺した鰯の頭を束ねたものであり現在の形と同じであり、柊鰯が注連縄から独立したのは鎌倉時代かその前後だったと思われる。

 ただ、数ある神社で現在、売られている注連縄の中で、伊勢神宮の注連縄(下の写真)だけには柊の枝がさしてあり、昔の姿をとどめている。鰯の姿はない。この注連縄は京都の祇園のお茶屋(料理店)の門口に飾ったあったもので、伊勢神宮で売られているものである。注連縄には笑門と書いたお札とビニールの網袋に入った橙と2枚の裏白、それに柊の小枝(向かって右端)がつけてある。同様の注連縄を栃木市のある住宅の門口にかけてあったが、住んでいる人に尋ねたところ伊勢神宮で入手したとのことだった。




日記

終日曇りという予報




気温は平均して高くなった




中部地方から関東地方の海岸部に雨域があるが東京都や埼玉県以北には雨域はない




日本の南岸に依然として梅雨前線のが長くが広がっている





雨は降ってなくても遠方は霞んでいて川口のタワーマンションは見えない





東のほうも霞んでいる





歩いてる人は誰も傘をさしていない





関東の南岸付近にあった雨域は、午前中に南下していった






昼前頃は降ってはいなかったがまだ空には厚い雲が




昼頃から明るくなり始め夕方には青空が広がった








元小学校のヒメリンゴには微かに赤い色が





ユズリハの若葉





線路沿いのアベリアは満開





この頃蜘蛛の巣を見なくなった





アベリアの花にはナミアゲハとクマバチが




セセリチョウも少し





団地の笹の葉にはミドリコガネが





オニユリの花





2号棟下のヒメリンゴの実




中庭で







夕方の空






団地の端近くまでの散歩や買い物で6000歩以上歩いた




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